日本文化の継承と環境の改善

日本における米の年間消費量は、減少の一途をたどっています。昭和37年に108kg/人だった消費量は、平成28年には半分以下の54.4kg/人まで減少しています。需要と供給のバランスが崩れ、米の流通価格も下落し、それに伴い生産者数も減少しています。生物のすみかである水田には、地球温暖化防止、地下水の維持等の役割があります。ゆうきは、日本が世界に誇る稲作という文化や、美しい景観を次世代につなげていくため、有機稲作生産者の日本酒作り推進のバックアップを行います。

平成30年~出会いと融合~

埼玉県杉戸町で15年以上も有機稲作を続けている網本欣一氏の指導の下、長野県佐久市の若手生産者である市川氏の田んぼにて有機稲作に挑戦。

平成31年~想いの実現~

生産者がやりがいを感じる事のできる流通を創造する手段として、同じ佐久市の木内醸造のパートナーシップにより、無農薬コシヒカリを使った日本酒造りを開始。

平成31年1月~仕込み~

平成31年2月~発酵~

平成31年4月

 

そして想いは「令和」へ。

 

出会い

ゆうきが創業間もない頃、埼玉県杉戸市にて無農薬で有機稲作を取り組んでいる網本さんと出会い、稲の生理に則った有機稲作に共感し、網本さんの無農薬米の販売を始めました。米の臭みがなく甘い米は、多くのお客様にお喜びいただき、特に玄米で召し上がるお客様には今もなお継続してご購入いただいております。

米だけでなく青果物の産地直送販売を行うゆうきやは、毎朝、自社冷蔵トラックにて埼玉・千葉に朝採れの野菜を仕入れにいきます。夏場には高原野菜をお客様にお楽しみいただく為に、長野県までトラックを走らせます。長野県佐久市農事組合「ふるさと信州」に赴く事で、市川さんをご紹介いただきました。寒暖差が大きく南アルプスの湧水で育てられた減農薬のこしひかりはとても美味しく、早々にゆうきやで扱う事になりました。

市川さんはおじい様より受け継がれた水田を、より良くする為に、ゆうきを通じて網本さんの無農薬での有機稲作にとても興味をもっていただきました。そこで平成三十年に網本さんの協力の下、市川さんと一緒に無農薬での有機稲作に挑戦しました。気候条件の異なる中での無農薬栽培で、田植え前の深水管理や藻類による抑草効果が予想と違う動きをしたり、半熟米ぬか肥料の精製がうまくいかなかったりと、様々な事はありましたが、一つ一つの作業を丁寧にこなし、稲の生理に合せた育成を心がけた結果、とても良い無農薬米の収穫ができました。

収穫後も、その良さを多くの人に知っていただく為に、日本酒にしたいという気持ちが募りました。まず日本酒作りを既に行い販売している網本さん(有限会社アールキューブエコ)に生産、醸造、販売に力を貸してくださるようお願いをしました。そして、市川さんに、同じ長野県佐久市の酒蔵で、江戸時代末期より続く木内醸造の16代目の木内さんをご紹介いただきました。木内醸造は、佐久市民に愛される良質な日本酒「初鶯」を作り続けており、酒蔵に訪問してすぐに、この方々と一緒に仕事をしたいと感じました。

網本さん、市川さん、木内さんという協力者と共に、日本が世界に誇る稲作や日本酒などの文化を、さらに良いものとして継承していきます。

また、多くの出会いをもたらしてくれた生産者の方々、稲作や醸造の技術も、先祖代々受け継がれてきたこの素晴らしい日本の環境なくしては引き継いでいくことができません。

ゆうきは、生産者の日本酒造りを手伝わせていただくことを通じて、今後有機稲作の水田を増やし、日本だけでなく地球全体の環境改善を目的とした取り組みを行っていきます。そして、これまで出会った生産者、これから出会う生産者と共に歩み続けます。